学生時代の思い出

クルト北壁遊び

NHKBS1で「幻の山カカボラジ全記録」を観ています。

私も学生時代のたった2年間ですが、クライミングをしてました。
シャモニ-→アルジェンチェール氷河→クルト北壁スイスダイレクトが私の最高の登攀かな?
写真中央の頂上にまっすぐ伸びる氷の細道を直登しました。
高度差1000mやったと思います。
雪崩が怖かった(=ロシアンルーレット?)ので、21時にアルジェンチェール小屋を出て、23時から徹夜で登りました。

クレパスを避けながら氷河を歩いて小屋に入ると、フランス人の高校生グループが我々の格好を見て、
「この席で休んで下さい」
と言いながら席を空けてくれました。
持っている道具=ピッケルやアイスバイルを見たら、何処のルートを登るのか分かるんです。
小屋のテラスに座って、フランスパンとチーズをかじりながら氷河の対岸に聳え立つアルジェンチェール三大北壁(ドロワット・クルト・トリオレ)を見ていたら、
「Japanese、何処を登るんだ?クルト北壁か?〇〇〇のルートは氷の状態が良くないぞ」
とイギリス人クライマー達が双眼鏡を貸してくれたり、情報提供してくれました。
山の番組を観たら、そんなこんなを思い出した私です。

この年、シャモニー中央広場のカフェで喋っていた日本人クライマーは私も含めて12~13人でした。
1年後、その内4人が死んでいて、1人が下半身不随でした。
私は運が良かっただけかな???

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